株式会社関海事工業所へのシンジケートローン契約締結について
2024年8月27日
株式会社 みなと銀行
りそなグループのみなと銀行(社長 武市 寿一)は本日、関海事工業所(社長 関 勝)に対し当社をアレンジャーとしたシンジケートローンを組成し契約を締結しました。本件は温室効果ガス排出削減事業への取り組みの一環として脱炭素化支援機構(社長 田吉 禎彦)と連携しています。
脱炭素化支援機構など他金融機関と連携し、温室効果ガス排出削減事業を支援します
多種多様な脱炭素事業等への資金供給実績や知見がある脱炭素化支援機構(JICN)などと連携し、温室効果ガス排出削減事業の一翼を担う専用の作業台船の建造を支援しました。建造した台船を用いて洋上風力発電用の海底ケーブルの敷設工事を実施することで、洋上風力発電の発電量増大により温室効果ガスの排出削減が期待できます。
脱炭素関連事業への取り組み意義について
日本のエネルギー・気候変動政策において洋上風力発電は最重要の柱の一つであり、政府は2030年までに1,000万kW、2040年までに4,500万kWの洋上風力発電の導入目標を公表しています。関海事工業所が本社を置く兵庫県淡路市は脱炭素先行地域に選出される(2022年)など、地域の脱炭素化の取り組みに注力しており、地域発の企業が洋上風力発電工事への関与を通じて日本の脱炭素化に貢献することは大変意義深く、本件をきっかけに同様の動きが広がることが期待されます。
【シンジケートローン契約の概要】
契約締結日 | 2024年8月27日 |
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実行日 | 2024年8月30日 |
アレンジャー | 株式会社みなと銀行 |
参加金融機関 |
株式会社脱炭素化支援機構 株式会社日本政策金融公庫 株式会社商工組合中央金庫 |
資金使途 |
DPS台船(定点作業船)の建造 洋上風力発電向け海底ケーブル建設工事、離島間海底ケーブル建設工事 海底ケーブル建設工事(敷設・撤去・修理)など |
DPS台船の概要 |
全長79m×幅28m×深さ6m 非自航台船 船級NK DPS装備 3,500t積ターンテーブル装備 浅海部(水深5m)まで進入可(アンカーリング併用) |
【対象企業の概要】
会社名 | 株式会社関海事工業所 |
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所在地 | 兵庫県淡路市岩屋1080番地 |
代表者 | 代表取締役 関 勝 |
設立 | 1966年4月1日 |
主な事業内容 |
離島間海底ケーブルの敷設、埋設、防護、調査 洋上風力発電用海底ケーブルの敷設、保守、点検 |
【スキーム図】