デジタルガレージとの資本業務提携に関する本格展開について ~金利のある世界を見据えたキャッシュレス・DXビジネスの強化~
2024年4月1日
株式会社 りそなホールディングス
株式会社りそなホールディングス(取締役兼社長執行役員兼グループCEO 南 昌宏)は、株式会社デジタルガレージ(代表取締役 兼 社長執行役員グループCEO 林 郁、以下「DG」)との資本業務提携に基づく取り組みの一環として、4月から「りそなPayResort+」の取り扱いを予定するとともに、本日からCVC※ファンドの運営を開始しました。
りそなホールディングスとDGは、決済事業を軸とした協業を拡大するため、2022年11月に資本業務提携契約を締結しました。2023年12月には、決済・金融領域の提携強化、次世代Fintech事業・スタートアップ投資を通じたオープンイノベーションの共同推進を掲げて資本業務提携を強化しており、今回の取り組みは資本業務提携を本格展開させるものです。
金利のある世界を見据え金融機関に更なる付加価値の提供が求められるなか、キャッシュレス・DXビジネスを強化し、マーケットシェアの拡大と便利で安心・安全なキャッシュレス社会の実現を目指します。
法人のお客さま向け非対面決済サービスを拡充!「りそなPayResort+」の取り扱いを開始します
本日、りそなホールディングスが保有するりそな決済サービス(以下「RKS」)の株式の20%をDGに譲渡し、DGの取締役・従業員をRKSに受け入れるなど、相互の人財交流を開始しました。これらを通じて構築したDGグループとの一体運営体制のもと、具体的な取り組みの第一弾として、4月から法人のお客さま向け非対面決済サービス「りそなPayResort+」の取り扱いを開始する予定です。
「りそなPayResort+」は、ECサイトなどを運営するお客さまが決済代金を管理する際に利用するサービスです。国内最大級の決済代行事業者であるDGグループの最先端の技術・ノウハウを活用し、キャリア決済やID決済などの最新の決済サービスも含め、多彩な決済手段を一括導入・一元管理いただけるようになりました。
【イメージ図】
130億円のCVCファンドを設立、DGグループとスタートアップ投資を開始します
りそなグループは、2024年2月に設立したりそなイノベーションパートナーズ株式会社でCVC事業を開始しました。DGグループと共同で設立した総額130億円のCVCファンドを通じて、デジタル・データ・テクノロジーを活用した先進的なビジネスモデルを有するスタートアップへの投資を行います。スタートアップの優れた技術・ノウハウを取り込み、さまざまな業界のビジネスプロセスに根差した組込型金融、データ・AIを活用した信用供与など価値ある決済・金融サービスの提供を目指します。
【スキーム図】
【りそなイノベーションパートナーズの概要】
商号 | りそなイノベーションパートナーズ株式会社 (英文「Resona Innovation Partners Co.,Ltd.」) |
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本社所在地 | 東京都江東区木場一丁目5番25号 |
代表者 | 代表取締役社長 原田 雄史 |
資本金 | 35億円 |
設立年月日 | 2024年2月6日 |
株主 | りそなホールディングス 100% |
事業内容 | コーポレートベンチャーキャピタル業務 |
【CVCファンドの概要】
名称 | DGりそなベンチャーズ1号投資事業有限責任組合 |
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所在地 | 東京都渋谷区宇田川町15番1号 |
出資総額 | 130億円 |
設立年月日 | 2024年3月4日 |
- ※コーポレートベンチャーキャピタル。事業会社が自らの戦略目的でスタートアップ投資を行うためのベンチャーキャピタル。