株式会社十六フィナンシャルグループとのリテール分野における戦略的業務提携について
2024年2月7日
株式会社りそなホールディングス
(コード番号 8308 東証プライム)
株式会社りそなホールディングス(社長 南 昌宏)と株式会社十六フィナンシャルグループ(社長 池田 直樹、以下「十六FG」)は本日、業務提携に関する協定書を締結しました。
1.本提携の経緯と目的
りそなグループは、「金融+で、未来をプラスに。」というパーパスのもと、従来の金融サービスの枠にとどまらず、新たな価値の創造を通じてお客さまのこまりごとを解決していくこと、そして、これまで以上に社会に貢献し、地域・リテールのお客さまにもっとも支持される存在「リテールNo.1」の実現を目指しております。
また、変化するお客さまの金融行動にお応えしていくために、リアルとデジタルの融合、業務プロセスの再構築等グループをあげてDXに取り組むとともに、地域金融機関、異業種等との共創基盤である金融デジタルプラットフォームを通じて、同業種、異業種との戦略的業務提携を拡大させ「お客さま基盤」「経営資源」「機能」の拡充を図っています。
このような中、りそなグループは、中京圏に確固たる基盤を持ち、「お客さま・地域の成長と豊かさの実現」を経営理念に掲げる十六FGとリアルとデジタルの両面で協力して、情報・ノウハウを相互に活用し、更なる地域経済への貢献ならびに持続的な成長を目指すとともに、新たなリテールバンキングのあるべき姿に向け、協働を行うべく、本提携について合意しました。
両社グループは、今後もそれぞれが独立した金融機関として業務を展開しつつ、顧客ニーズの高度化・多様化、金融市場の環境変化等を踏まえ、両社グループのお客さまへのサービス向上および事業競争力の強化を目的としたデジタル化、ならびに、各々の営業エリアの地域活性化等において、強固な協調関係の構築を目指します。
【イメージ図】
2.本提携の内容
提携範囲 | 提携施策 |
---|---|
リアル領域 | 事業承継・M&A、ビジネスマッチング、シンジケートローン、海外進出支援、サステナブルファイナンス、企業年金、不動産活用、相続関連業務等の信託業務、資産形成ビジネス・ファンドラップ、その他地域活性化支援等のソリューションサービス |
デジタル領域 | バンキングアプリを活用した中小企業・個人のお客さまへのDX/非対面ビジネスの強化、デジタルマーケティング、業務効率化等 |
人財育成 | 階層別研修や各種セミナーの共同開催、人財交流等 |
3.本提携の相手先の概要
名称 | 株式会社十六フィナンシャルグループ |
---|---|
所在地 | 岐阜県岐阜市神田町8丁目26番地 |
代表者の役職・氏名 | 代表取締役社長 池田 直樹 |
資本金 | 36,000百万円 |
設立年月日 | 2021年10月1日 |
当該会社の直近2年間の連結財政状態及び連結経営成績(単位:百万円)
決算期 | 2022年3月期 | 2023年3月期 |
---|---|---|
連結純資産 | 402,604 | 392,561 |
連結総資産 | 8,375,332 | 7,190,557 |
連結経常収益 | 117,350 | 112,685 |
連結経常利益 | 26,798 | 27,262 |
親会社株主に帰属する当期純利益 | 17,191 | 18,630 |
4.協定締結日
2024年2月7日(水)
5.今後の見通し
本提携が、2024年3月期の連結業績に与える影響は軽微であると判断しておりますが、中長期的な企業業績の向上に繋がるものと考えています。
PDF版をダウンロードする